医院ブログ
歯周病は細菌感染によって起こる病気です。うつることもあれば、うつされることもあるため注意が必要です。
特にパートナー間の感染や赤ちゃんへの母子感染が起こりやすいことから、予防方法などについての正しい知識を
身につける必要があります。
歯周病はなぜうつるのか?
口の中にもともといなかったはずの歯周病菌が、赤ちゃんにうつる原因としてあげられるのが、
母親などの周囲の大人からの感染です。
乳児期に食べ物を嚙み与えることで、お母さんの唾液に含まれる原因菌が、子供に感染してしまう可能性があります。
妊娠中はホルモンバランスの変化や唾液の分泌量の減少により、歯周病になりやすく、出産後は赤ちゃんのお世話で
忙しく、歯磨きが不十分になりがちなため、子育て中のお母さんは歯周病には注意が必要です。
歯周病の原因菌は唾液を介してうつることから、食べ物の嚙み与え以外に、キスや箸・スプーンの共用などのより歯周病菌を
相手にうつしてしまう恐れがあります。だからといって、スキンシップをやめることが根本的な解決にはなりません。
まずは、お子様やパートナーにうつさないために、ご自身が歯周病の治療を受けて、口の中の細菌の数を減らす必要が
あります。そうすることで、やむを得ず赤ちゃんに口移しで食べ物を与えてしまった場合に、感染の確率を低く抑えることが
できます。
さらに、相手に歯周病菌をうつしてしまったとしても、歯周病を発症させないことが大切です。
お子様のプラ-クコントロールをしっかり行う、パートナーの喫煙や生活習慣を見直すなど、
歯周病の危険因子を取り除くことで歯周病を防ぐことができるのです。
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